【筆ペンで美文字】基本点画の書き方

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こんにちは、星葩(せいは)です。

筆ペンで美文字を目指すために一生使える重要ポイント、基本点画の書き方を紹介します。
年賀状や祝儀袋など、大切なシーンで活躍する筆ペンを、この機会に学んでみましょう!

今回は、筆ペンを使って基本点画の練習をしていきましょう。

紙と筆ペンを用意して、是非一緒に書いてみてくださいね!

目次

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基本点画

6つの基本点画
6つの基本点画

字には基本の点画があり、全ての字はこの点画(てんかく)の組み合わせによって構成されています。

点画とは、「字を構成する点と線」のことです。

基本の点画は大きく分けて6つです。

  1. 横画
  2. 縦画
  3. 折れ
  4. はらい
  5. はね

この6つの基本点画は、字の構成だけでなく美文字に近づくために必要な要素でもあります。

基本点画をきちんと書き分けることが、美文字へと繋がるのですね。

筆ペンで書く基本点画 横画

筆ペンで書く基本点画「横画」
筆ペンで書く基本点画「横画」

筆ペンを持つ指に力を入れすぎないように気を付けて、スッと横画を書きます。

収筆のとめは毛筆のようにおさえるとコブができて下がる原因になりますので、軽く書くように注意しましょう。

収筆では軽く、通ってきた道を戻るだけで、筆ペンの場合は上手く収まります。

慣れないうちは下の線が波になりやすいのですが、慣れてくると線の下側が波うたなくなってきます。

漢字の「二」と「三」を書いて、筆ペンで横画の練習をしてみましょう。

筆ペンで書く基本点画 縦画

筆ペンで書く基本点画「縦画」
筆ペンで書く基本点画「縦画」

とめの縦画

筆ペンは初めから穂先が整えられた状態ですので、穂もある程度固定されています。

そのため筆ペンはいつも穂がまとまった状態になっており、起筆をあまり意識しなくても綺麗な起筆を書くことができます。

  • 筆ペンをぎゅっと持たずリラックスして書いてくださいね
  • 軽く起筆に入ったらそのまま筆ペンを下におろすだけです
  • 収筆のとめも、毛筆のようにおさえず通ってきた道に少しだけ戻る感覚で書きましょう

漢字の「下」と「土」を書いて、筆ペンでとめの縦画の練習をしてみましょう。

はらいの縦画

基本点画「払い」の縦画でも力みすぎないで書くことが大切です。

穂は自然とまとまりますので、筆ペンを軽く持ってスッと抜くイメージで書きましょう。

漢字の「千」と「早」を書いて、筆ペンではらいの縦画の練習をしてみましょう。

筆ペンで書く基本点画 折れ

筆ペンで書く基本点画「折れ」
筆ペンで書く基本点画「折れ」

折れ(横画と縦画の組み合わせ)

横画から縦画に変わるところで筆ペンを一旦止めて丁寧に線をひいていきましょう。

横画と縦画の組み合わせの折れは、縦画が少し内側に入るとより美文字に見えますよ。

漢字の「日」と「田」を書いて、筆ペンで横画と縦画を組み合わせた折れの練習をしてみましょう。

折れ(縦画と横画の組み合わせ)

縦画から横画に変わる部分に気を付けます。

横画は平行ではなく少し反らせると美文字に仕上がります

漢字の「区」と「出」を書いて、筆ペンで縦画と横画を組み合わせた折れの練習をしてみましょう。

筆ペンで書く基本点画 はらい

筆ペンで書く基本点画「はらい」
筆ペンで書く基本点画「はらい」

左はらい

基本点画「左はらい」では、少しずつ筆ペンの筆圧を抜いていきます。

筆ペンは穂が乱れないようにはじめから固定してありますので、強くおさえたり変な角度で書き始めても毛がボサボサになったりとか曲がって戻らない、ということは起こらないんですね。

筆ペンはいつも一定の綺麗な穂の状態を保っていますので、穂の心配はしなくて良く、コントロールする重要なポイントは筆圧や収筆の仕方になります。

漢字の「人」と「月」を書いて、筆ペンで左はらいの練習をしてみましょう。

右はらい

基本点画「右はらい」では筆ペンは軽く入り、だんだん筆圧を強くしたらすーっと抜くだけです。

毛筆の時のように穂のまとまりを待たなくても筆ペンは自然とまとまります。

漢字の「木」と「辺」を書いて、筆ペンで右はらいの練習をしてみましょう。

筆ペンで書く基本点画 はね

筆ペンで書く基本点画「はね」
筆ペンで書く基本点画「はね」

基本のはね

基本のはねでは、縦画を書いた後少し角度を変えて軽く筆圧を抜いてからはねます。

筆ペンでは毛筆のようにグッと押し出したりしなくても軽く力を抜けば綺麗にはねることができます。

漢字の「小」と「水」を書いて、筆ペンで基本のはねの練習をしてみましょう。

反りのはね

基本点画「反りのはね」も筆ペンは毛筆のように押し出す感じより軽くはねるイメージです。

はねる前には一旦止めてからはねましょう。

漢字の「風」と「武」を書いて、筆ペンで反りのはねの練習をしてみましょう。

曲がりのはね

基本点画「曲がりのはね」では、筆ペンを使いなめらかに曲がりましょう。

ずっと同じ太さで書くより、曲がりの部分で筆圧の変化を持たせる方がより美文字に見えます。

漢字の「見」と「光」を書いて、筆ペンで曲がりのはねの練習をしてみましょう。

筆ペンで書く基本点画 点

筆ペンで書く基本点画「点」
筆ペンで書く基本点画「点」

基本点画「点」には様々な種類が存在しますが、いずれも筆ペンでも毛筆と同様にきちんと筆を動かすことが重要です。

チョンと押すだけではなく、小さい中でも線の一部としてとらえることを意識しましょう。

漢字の「玉」と「立」を書いて、筆ペンで点の練習をしてみましょう。

まとめ

最後まで練習お疲れさまでした、お読みいただきありがとうございました。

筆ペンを使って書く基本点画、いかがでしたか?

筆ペンは毛筆とはまた少し異なる感覚だったかと思います。

少しでも筆ペンに慣れて、美文字に近づけるよう一緒に練習していきましょう!

筆ペンで美文字を目指すための基本点画の書き方は、星葩書道教室(YouTube)でも詳しく動画で解説しております。

ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。

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