【失敗と改善】書道初心者がやりがちな失敗例とその改善法4選

calligraphy_common_mistakes_and_improvements

こんにちは、星葩(せいは)です。

今回は、書道を始めてから間もない方、初心者がよくやりがちな失敗を4つピックアップしました。

初心者の方でなくても、もしかしたら無意識にやってしまっていることがあるかもしれません。

4つのポイントにまとめて解説します、どこに気を付けたらいいのか一緒に学んでいきましょう。

失敗と改善ポイント1失敗例について
失敗と改善ポイント2その失敗は何がいけないのか?
失敗と改善ポイント3改善法について
失敗と改善ポイント4改善するとどうなるのか?

失敗例とあわせて、改善方法も解説しますのでぜひ最後までご覧くださいね!

目次

書道初心者がやりがちな失敗例とその改善法4選(目次)

書道初心者がやりがちな失敗例とその改善法のお品書き
  1. 筆がね過ぎ
  2. 点がスタンプ
  3. 筆を持つ手に力が入る
  4. 収筆が早い
  5. 最後に

書道初心者がやりがちな失敗を知り、改善することを目的に学習していきましょう。

初心者がやりがちな失敗1「筆がね過ぎ」

筆がね過ぎた場合の参考画像
初心者がやりがちな失敗例1「筆がね過ぎ」の比較画像

失敗と改善ポイント1 失敗例について

まず初めにとても多いのが、「筆がね過ぎ」の問題です。

筆は筆管(筆の軸の部分)を立てて肘や手首が下がらないように持つと一番コントロールが効きます。

そして腕全体を使って書きます。

しかし、筆管が倒れた状態で書いてしまっていることが非常に多く、筆がね過ぎてしまっています。

そうするとどうなるかというと…。

失敗と改善ポイント2 その失敗は何がいけないのか?

筆がうまく回転できないので、穂の同じ面や穂の腹ばかり使うことになり、動きのない線になります。

簡単にいえばマーカーでひいたような線ばかりになりやすく、いつも同じ線しかひけなくなるのです。

さらにいえば穂先のまとまりが大切である「はね」や「はらい」も、ばらばらになってしまいます。

失敗と改善ポイント3 改善法について

筆がね過ぎてしまうやりがちな失敗の改善法については、筆管を立てることです。

失敗と改善ポイント4 改善するとどうなるのか?

筆管を立てて正しく筆を持つことで、このように可動域が広がり筆の面を360度使うことができます。

結果 動きのある線をひくことができます!

「いつものべっとした線だな、同じ線の表現しかできないな」と、感じる方は一度筆管を立ててみることを意識してみてくださいね。

初心者がやりがちな失敗2「点がスタンプ」

点がスタンプの場合の比較画像
初心者がやりがちな失敗例2「点がスタンプ」の比較画像

失敗と改善ポイント1 失敗例について

字の点がスタンプのようになっていることです。

まず、知っておきたいことは、点は線の一部だということです。

線は慎重に書くのに点は気が抜けたようになる、というのはよくあることです。

私は、紙に筆がふれている時間が短すぎて気を配る意識が薄まるのではないかと考えています。

失敗と改善ポイント2 その失敗は何がいけないのか?

点の部分だけ別物のようにみえてしまい、スタンプのような点が悪目立ちして字の仕上がりが落ちます。

「点は線の一部」と言われるように、点も、点以外の部分と同じテンションで書けるとベストです。

失敗と改善ポイント3 改善法について

点がスタンプになってしまうやりがちな失敗の改善法については、筆を動かすことです。

失敗と改善ポイント4 改善するとどうなるのか?

筆を動かし、その動きを考えたり、穂先が通る場所を意識してみましょう。

点は線の一部とわかれば、疎かにはできないですし、こんなに小さくても筆の動きがきちんとあるのだと理解できます。

ぺったん、ぺったん、と点をスタンプのように書くのではなく、線を書く時と同様に、筆を動かして書いてみましょう。

ただ押しただけのようなスタンプのような点から、線の一部である生きた点が生まれます。

実践してみてください!

初心者がやりがちな失敗3「筆を持つ手に力が入る」

筆を持つ手に力が入った場合の比較画像
初心者がやりがちな失敗例3「筆を持つ手に力が入る」の比較画像

失敗と改善ポイント1 失敗例について

筆を持つ手に力が入ってしまうことです。

「いざ書こう!」として筆をぎゅっと握りしめてしまうことが良くあります。

私にも本当によくあったことですが、自分の苦手な部分にくると緊張して手に力が入ってしまう。

とてもやりがちな失敗例として、どうしても意識すると筆に力を入れてしまうんですよね…。

失敗と改善ポイント2 その失敗は何がいけないのか?

筋トレではないので、全身楽な状態で一番良いのです。

どこかに負荷をかけた状態で何時間も保っていられませんし、ギリギリの状態で書くと当たり前のようにギリギリの字になってせいまいますから(笑

失敗と改善ポイント3 改善法について

筆を持つ手に力が入ってしまうやりがちな失敗の改善法については、リラックスを心がけることです。

失敗と改善ポイント4 改善するとどうなるのか?

ストレッチでも力を抜いたときに身体が伸びて柔軟性が高まる事と同じで、書道も力を抜いて普段の通りに書くことが一番良い方法で、一番美しい線が書けます。

ほどよく力を抜いてリラックスした状態でこそ書道では伸びやかな線がひけます。

たまに、初めて書いたものが1番うまくいった!ということはありませんか?

1番上手く言った理由の一つとして、意気込まず、リラックスした状態で臨めたからです。

それだけ自然な状態って大事なことなんですね!

  • 肩がこわばってたな!
  • ぎゅって筆持ってたな! 等々…

こんなことに気が付いたら深呼吸して力を抜いてみてくださいね!

思っている以上にとても大切なことです。

初心者がやりがちな失敗例4「収筆が早い」

収筆が早い場合の比較画像
初心者がやりがちな失敗例4「収筆が早い」の比較画像

失敗と改善ポイント1 失敗例について

収筆が早いことです。

収筆(しゅうひつ)とは?

書道にて文字を書く際に、筆を紙から離す最後の動作を指します。

線の終わりだーっと思って収筆が早くなりがちで、書道の失敗例においてはとってもよくあることです。

失敗と改善ポイント2 その失敗は何がいけないのか?

収筆が早いと、線自体は綺麗にいっても字全体で見るととても雑に見えてしまい、非常にもったいないです。

失敗と改善ポイント3 改善法について

収筆が早いやりがちな失敗の改善法については、最後まで丁寧に書く事です。

失敗と改善ポイント4 改善するとどうなるのか?

気持ちは字を書く事の終わりに向かっていても、きちんと最後まで線を見届けましょう。

収筆こそ一番丁寧に書くようにしましょう、字の美しさがぐんとアップしますよ!

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

書道初心者がやりがちな失敗例とその改善法4選、いかがでしたか?

心当たりのある方、ない方、初心者から上級者まで、まずは一度初心に戻り意識して取り組んでみてください。

うまくいかないところ、無意識にしてしまっているところに気が付き、分析して改善していくことで、書道上達へ向けてどんどん変わっていきますよ。

一緒に書道を上達させていきましょう!

書道初心者がやりがちな失敗例とその改善法4選は星葩書道教室(YouTube)でも詳しく動画で解説しております。

ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次