【上達する練習法】書道で腕全体を使い可動域を広げる練習

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こんにちは、星葩(せいは)です。

みなさんは書道を練習する時、腕全体を使い可動域を意識していますか?

もしかしたら「何のことだろう?」と、ピンとこない方も多くいらっしゃるかもしれません。

書道で字をスムーズに、かつ余裕を持って書くためには、腕全体の動きが非常に重要になってきます。

手先や指先でコントロールするのではなく、可動域を意識して腕全体をフルにつかっておおらかに書くんですね。

意外と腕が滞りなくなめらかに肘から動かせる方って書道初心者の方には少なくて、手首や指で操作してしまうことも多くあります。

今回は、腕全体を使って可動域を意識し、魅力的な書きぶりができるような「腕の可動域を広げる練習方法」をご紹介していきます。

普段の練習から簡単に行えるものなので、こちらの解説でしっかり学んで日々の練習に組み込んでみてくださいね!

こちらの記事(「筆圧コントロール練習法」)を一緒に取り入れると更に効果的です!

目次

書道で腕全体を使い可動域を広げる練習(お品書き)

【上達する練習法】書道で腕全体を使い可動域を広げる練習のお品書き
  1. 横画のトレーニング
    • 横画練習
    • 横画ジグザグ練習
  2. 縦画のトレーニング
    • 縦画練習
    • 縦画ジグザグ練習
    • 縦画のトレーニング
  3. 円のトレーニング
  4. まとめ

書道練習において、腕が自由に使えるようになり書きぶりを安定させることを目的に、一緒に学んでいきましょう!

横画のトレーニング「横画練習」

横画練習
横画練習の参考画像

まず横画のトレーニングのため、半紙に横画を書いてみましょう。

腕の可動域を広げるための練習法です、ただ字を書く時とは異なり、半紙いっぱいに長く書きますよ!

ポイントを確認しましょう。

  • 収筆(しゅうひつ)は「とめ」だけでなく「はらい」も入れて練習しましょう
  • 日頃から紙面を広く使う練習をしておきましょう

手首でコントロールするのではなく、腕全体で書くようにすると肘が動いていきます。

横画のトレーニング「横画ジグザグ練習」

横画ジグザグ練習
横画ジグザグ練習の参考画像

横画練習で書いた長い横画をつなげて、ジグザグを書いてみましょう。

ジグザグ練習は、意外とはじめは慣れない動きだと思います。

横画ジグザグ練習も手首でコントロールせず、腕全体を動かして書くことが大切です。

半紙いっぱい広く使い、ぐんぐん書いていきます。

書道では可動域を意識したこのダイナミックさが字を書いたときにも活きてきます。

手首とか指で筆をコントロールしないよう注意しましょう。

縦画のトレーニング「縦画練習」

縦画練習
縦画練習の参考画像

縦画のトレーニングをするため、半紙いっぱいに縦画を書いて練習していきます。

縦画練習も「とめ」たり、「はらい」を書いてみましょう。

書道を学ぶ生徒さんを見ていて多くあるのが、「縦画がつまる」というものです。

字の最後の画が縦画の場合、筆を持つ腕がきちんと運動できていないと筆が倒れたり詰まってしまうことがよくあります。

練習の際は、筆が倒れたり詰まってしまうことがないように、腕全体を動かして書いていきましょう。

腕の可動域が狭いと上手く腕の移動ができずに、結果動かさないはずの手首や指を使ってコントロールしようとしてしまいます。

普段からこの練習を取り入れておけば、腕を広く大きく使えますから、字を書いた時に驚くほどすんなり書くことができます。

漢字で「帰」を書いてみましょう。

最後の縦画でも可動域を意識し、腕全体がきちんと肘と一緒に移動できるように練習をしておきましょう。

詰まる事がなくなり、すんなりと書くことができるようになります。

縦画のトレーニング「縦画ジグザグ練習」

縦画ジグザグ練習
縦画ジグザグ練習の参考画像

縦画をつなげて縦画ジグザグ練習をしましょう。

腕を大胆に動かしてぐんぐん書いていきましょう!

書いてるとわかることが多いのですが、慣れるまでは結構腕が疲れるという方が多くいらっしゃいます。

腕を安定して動かせるようになれば、筆を大きくも小さくも自由に使えるようになります。

円のトレーニング

円のトレーニング
円のトレーニングの参考画像

円を書くトレーニングのため、筆を寝かせないようにぐるぐると円を書きましょう。

可動域を意識して腕全体を動かしますが、ぎゅっと筆を持たないこと、そして力まないように気を付けてください。

左はらい(円)の練習左回転の円のトレーニングから、左はらいの練習につながります。
右はらい(円)の練習右回転の円のトレーニングから、右はらいの練習につながります。

太さが同じになるように一定の加減で円を書きます。

書いてると線の太さにムラが出たりします、そのため均一に書くよう気を付けましょう。

穂が回転するため穂先がねじれてきます、円を書くことで筆のひとつの面だけでなく360度穂の全面を使えるようになります。

直線でなくても腕の動きは変わりません、安定した筆の動きを目指し、おおらかで豊かな筆の運びを学んでいきましょう。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

腕全体を使い可動域を広げる練習法は、いっけん地味な練習に見えますが、字を書く時に必要で大切な要素がつまっています。

練習をしていて気付いた方もいるかもしれませんが、意外と自分の思ったように書けなかったりします。

まずは、「自分の思うように、求める大きさで安定した線を引くことができる」を目指して練習してみてくださいね!

今回ご紹介いたしました練習法を続けていけば、必ず書道が上達しますよ!

一緒に練習をしていきましょう。

書道で腕全体を使い可動域を広げる練習方法は、星葩書道教室(YouTube)でも詳しく動画で解説しております。

ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。

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