【書道上達への必須項目3】書道教室で学ぶ「基本点画(はね)」の習得

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こんにちは、星葩(せいは)です。

字を構成する点と線「点画」についてお話していきます。

今回は基本点画5にあたる、「はね」について解説します。

全ての字は、点画(てんかく)の組み合わせによって構成されており、書道上達の上では避けて通れない大切なポイントになります。

基本の点画は大きく分けて6つで、この6つの基本点画は、字の構成だけでなく字をきれいに書くために必要な要素です。

並び順基本点画解説項目
(学習はここから)
基本点画1横画必須項目1
基本点画2縦画
基本点画3折れ
基本点画4はらい必須項目2
基本点画5はね必須項目3
基本点画6必須項目4

書道で書くために必要な基本点画、はねのポイントは4点です。

  1. 起筆は左斜め上45度
  2. 穂先の通る場所を考える
  3. 穂先のまとまりを意識する
  4. 腕全体を動かす

この4点を頭において、一緒に確認していきましょう!

目次

書道教室で学ぶ「基本点画(はね)」の習得(お品書き)

書道教室で学ぶ「基本点画(はね)」の習得のお品書き
  1. 基本のはね
  2. 反りのはね
  3. 曲がりのはね
  4. まとめ

書道にて字をきれいに書くために必要な基本点画「はね」の書き方を学びましょう。

ここでは、3つの「はね」について解説していきます。

「基本点画(はね)」の習得1 基本のはね

基本点画「はね」 基本のはね
基本点画「はね」 基本のはね参考画像

基本のはねは「小」や「同」などの漢字に使われています。

ポイント1 起筆は左斜め上45度

一旦止まって、角度を少し変えてから抑え直してはねます。

はねるというより、毛の弾力を使って書きたい方向へと押し出すイメージです。

ポイント2 穂先の通る場所を考える

基本点画「はね」 基本のはね参考画像の穂先の通る場所を確認してみましょう。

はねの部分で、穂先の通る場所は線の上側です。

ポイント3 穂先のまとまりを意識する

はねる時は一旦止まってから、角度を少し変えて、押し出しながら穂先のまとまりを意識します。

穂先が一つにまとまるように気を付けてみましょう。

ポイント4 腕全体を動かす

手首だけではねないように気をつけます。

  • 失敗パターン

まとまる前にはねたり、無理にはねた場合は失敗になります。

「基本点画(はね)」の習得2 「反りのはね」

基本点画「はね」 反りのはね
基本点画「はね」 反りのはね参考画像

反りのはねは「風」や「式」などの漢字に使われています。

ポイント1 起筆は左斜め上45度

起筆はいつも斜め上45度を意識してください。

基本点画反りのはねを書く時は、一旦止まって少し抑え直してはねる。

反りのはねも、はねるというより、毛の弾力を使ってぐぐぐっと押し出す感じです。

ポイント2 穂先の通る場所を考える

基本点画「はね」 反りのはね参考画像の穂先の通る場所を確認してみましょう。

反りはねは、最初は左側を通っていきますが、送筆の途中で穂先は上側に変わり、はねの時に再度左側を通ります。

無理な力を加えなければ自然に穂先は、左→上へと変わりますよ。

ポイント3 穂先のまとまりを意識する

一旦止まって押し出す時、穂先がまとまるようにはねます。

丁寧に動かしましょう。

ポイント4 腕全体を動かす

手首だけではねないように注意してください。

腕全体で動かします。

穂先がずっと線の左側を通ると失敗パターン①のようになり、はね部分で穂先がまとまりません。

  • 失敗パターン
失敗パターン①穂先がまとまらない
失敗パターン②穂先がボサボサ

「基本点画(はね)」の習得3 「曲がりのはね」

基本点画「はね」 曲がりのはね
基本点画「はね」 曲がりのはね参考画像

曲がりのはねは「光」や「元」などの漢字に使われています。

ポイント1 起筆は左斜め上45度

曲がりのはねを書く時は、一旦止まって角度を少し変えてから抑え直してはねる。

毛の弾力を使って押し出すイメージが大切です。

ポイント2 穂先の通る場所を考える

基本点画「はね」 曲がりのはね参考画像の穂先の通る場所を確認してみましょう。

曲がりのはねも、送筆の途中で穂先は左側から上側に変わります。

穂先が線の真ん中を通ってしまうとはねがうまくいきませんので、うまくいかない場合は穂先の通る場所を考えてみることが大切です。

ポイント3 穂先のまとまりを意識する

はねの時は、一旦止まって、少しおさえ直すことを意識する。

このおさえ直すのは、はねる前の準備となり、押し出しながら穂先のまとまりを感じます。

ポイント4 腕全体を動かす

手首だけでなく腕全体で書きます。

穂先が線の真ん中を通ってしまうと失敗パターン①のようになります。

  • 失敗パターン
失敗パターン①穂先が全部真ん中を通っている状態
失敗パターン②手首だけで書いた場合の失敗パターン

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

まとめになりますが、基本点画「はね」では4つのポイントを意識しましょう。

  1. 起筆は左斜め上45度
  2. 穂先の通る場所を考える
  3. 穂先のまとまりを意識する
  4. 腕全体を動かす

はねにも色々な種類がありますが、基本的な筆の動きは同じです。

自分が意図した基本点画「はね」ができるようにどんどん練習して上達していきましょう!

基本点画(はね)の習得は星葩書道教室(YouTube)でも詳しく動画で解説しております。

ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。

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