こんにちは、星葩（せいは）です。
字を構成する点と線「点画」についてお話していきます。
今回は基本点画６にあたる、「点」について解説します。
全ての字は、点画（てんかく）の組み合わせによって構成されており、書道をする上で必ず知っておきたいポイントになります。
基本の点画は大きく分けて６つで、この６つの基本点画は、字の構成だけでなく字をきれいに書くために必要な要素です。
字をきれいに書くために必要な基本点画、点のポイントは3点です。
- 起筆は左斜め上45度
- 穂先の通る場所を考える
- 腕全体を動かす
この3点を頭において、一緒に確認していきましょう！
書道教室で学ぶ「基本点画（点）」の習得（お品書き）
- 基本点画「点」 Aの点
- 基本点画「点」 Bの点
- 基本点画「点」 Cの点
- 基本点画「点」 Dの点
- まとめ
書道にて字をきれいに書くために必要な基本点画「点」の書き方を学びましょう。
ここでは、４つの「点」について解説します。
この４つの点は全て動きが異なりますので１つ１つしっかりと習得していきましょう。
「基本点画（点）」の習得１ Ａの点
まず最初は基本点画「Aの点」です。
ポイント１ 起筆は左斜め上45度
起筆は左斜め上45度で入ります。
点って、ちょんって書かれがちで、おまけのように扱われがちなのですが、点は線の一部なんですね。
線の一部と思ったら気を抜けないですよね！
起筆左斜め上45度で入って、こんなちいさな面積なのですがきちんと筆の動きがあります。
細部まで丁寧に書くことで仕上がりも変わってきますよ！
ポイント２ 穂先の通る場所を考える
穂先は、基本点画「点」 Aの点の参考画像「穂先の通る場所」を通っています。
- 失敗パターン
よくある失敗パターンは、スタンプのようにただ押すだけだったり、紙から離すのが早い場合が挙げられます。
ポイント３ 腕全体を動かす
点も手首だけで動かさず腕全体で丁寧に書く事を心がけましょう。
この基本点画「Aの点」をつかうのは、以下２つのような場合が挙げられます。
- ウ冠の二画目
- れっかの一画目
れっかとは？
「灬」のこの部首を指します。
「基本点画（点）」の習得２ Ｂの点
続いて基本点画「Bの点」です。
ポイント１ 起筆は左斜め上45度
起筆は左斜め上45度で、筆の動きに注意して丁寧に書きましょう。
ポイント２ 穂先の通る場所を考える
基本点画「点」 Bの点の参考画像「穂先の通る場所」を通っています
小さいけれど筆は動きます、くくっと筆を動かして書くようにしましょう。
ポイント３ 腕全体を動かす
この基本点画「Bの点」をつかうのは以下2つのような場合が挙げられます。
- 「が」の濁点
- れっかの二、三画目
「基本点画（点）」の習得３ Ｃの点
基本点画「Cの点」です。
ポイント１ 起筆は左斜め上45度
筆の角度は同じ左斜め上45度を意識してください。
筆をおいてから少し引っ張るように書きます。
ポイント２ 穂先の通る場所を考える
筆の動きは、基本点画「点」 Cの点の参考画像「穂先の通る場所」を通っています。
ポイント３ 腕全体を動かす
腕全体を使うことを忘れないように気を付けましょう。
この基本点画「Cの点」は以下2つのような字に使われます。
- れっかの四画目
- 「虫」最後の点
「基本点画（点）」の習得４ Ｄの点
最後に、基本点画「Dの点」です。
ポイント１ 起筆は左斜め上45度
起筆の角度に気を付けて下さい、左斜め上45度を守りましょう。
ポイント２ 穂先の通る場所を考える
穂先は、基本点画「点」 Dの点の参考画像「穂先の通る場所」を通っています。
ポイント３ 腕全体を動かす
手首だけで書かないように気を付けます、腕全体を使って書きます。
この基本点画「Dの点」は以下2つのような字に使われます。
- 「不」四画目
- れっかの四画目
- 注意ポイント
れっかの四画目については、Dの点を使うことができますし、Cの点も使うことができます。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
まとめになりますが、3つのポイントを必ず頭に入れて練習しましょう。
- 起筆は左斜め上45度
- 穂先の通る場所を考える
- 腕全体を動かす
今回は筆の動きが異なる基本点画４つの点を学びましたが、これら３つのポイントを意識すればどんな点でも書くことができます！
書道で重要な基本点画、筆の動きに気をつけて一つ一つ丁寧に書いてみましょう。
基本点画（点）の習得は星葩書道教室（YouTube）でも詳しく動画で解説しております。
ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。
