こんにちは、星葩(せいは)です。
今回は書の基礎基本である筆の使い方「とめ」について学んでいきましょう。
「とめ」と言ったらどの文字にもあるのでは? というくらいたくさん出てきますよね。
今回の解説では、3つのポイントをおさえることで筆の使い方「とめ」の習得ができます。
「とめ」習得の3つのポイント
- とめの前に一旦筆を持ち上げる
- 少しずらしてとめなおす
- 自然な動きで
3つのポイントを頭において、一緒に筆の使い方「とめ」の書き方を練習していきましょう。
筆の使い方「とめ」のポイント3点(お品書き)

- 横画のとめ
- 縦画のとめ
- まとめ
書道上達への必須項目として、3つのポイントをおさえ、筆の使い方「とめ」の習得を目指しましょう!
筆の使い方 「横画のとめ」

「横画のとめ」ポイント1 とめの前に一旦筆を持ち上げる
起筆は左斜め上45度で入り、力を抜かずそのまま送筆へ筆を動かしましょう。
とめの部分にきたら、穂先が紙から離れないまま一旦筆を持ち上げてとめ直します。
紙から穂先が離れないよう注意しましょう。
「横画のとめ」ポイント2 少しずらしてとめなおす
横画のとめ参考画像の「線の動き」を確認し、線のイメージを持ちましょう。
とめの部分で穂先は紙にふれたまま、少しだけ持ち上げます。
その時穂先のまとまりを感じられるように丁寧に、そして上に少しずらしてとめ直します。
「横画のとめ」ポイント3 自然な動きで
自然な動きで丁寧にとめることが大切です。
- ダメなパターン
横画のダメなパターン① | 力を入れて強くおさえすぎてしまう |
---|---|
横画のダメなパターン② | とめが早すぎてしまう |
筆の使い方 「縦画のとめ」

「縦画のとめ」ポイント1 とめの前に一旦筆を持ち上げる
横画と同様に起筆は左斜め上45度で入り、力を抜かずそのまま送筆へ筆を動かす。
とめの部分にきたら、穂先を紙に残したままほんの少し筆を持ち上げます。
「縦画のとめ」ポイント2 少しずらしてとめなおす
横画のとめ参考画像の「線の動き」を確認し、線のイメージをしましょう。
筆を完全に紙から離さないことに注意して、左に少しずらしてとめなおします。
「縦画のとめ」ポイント3 自然な動きで
- ダメなパターン
縦画のダメなパターン① | 無理に力が入りおさえすぎてしまう |
---|---|
縦画のダメなパターン② | 紙から筆を離すのが早すぎる |
線の最後なのではやく筆を離しがちなんですが、最後まで落ち着いて丁寧にとめます。
ゆっくり練習をしてみて下さい。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
まとめになります、筆の使い方「とめ」取得の3つのポイントを覚えましょう。
- とめの前に一旦筆を持ち上げる
- 少しずらしてとめなおす
- 自然な動きで
筆の使い方「とめ」が上手くできると、それだけでその字全体がとても美しくみえるようになります。
逆に筆の使い方「とめ」が上手くいっていないと、他の部分が上手くかけていても上手に見えないのです。
それほど「とめ」は重要なんですね。
ぜひ今回の解説 “筆の使い方「とめ」のポイント3点” を参考に、とめを練習してみてくださいね!
筆の使い方「とめ」のポイントは星葩書道教室(YouTube)でも詳しく動画で解説しております。
ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。