こんにちは、星葩(せいは)です。
普段書道に取り組む時、道具を用意して、墨をすって、お手本を置いて、では書こう!
という流れになっていませんか?
もちろんこれでバッチリですよ!
しかし、運動する前に準備運動をすると体がほぐれてパフォーマンスが上がることと同様に、書道にも本格的に書く前にウォーミングアップを取り入れてみてはいかがでしょうか?
書道で大切な筆の動きや体の使い方など、あらかじめ前段階で取り入れていくことにより効率的に練習の質を上げることができます。
今回は、安定したパフォーマンスを引き出すためのウォーミングアップ法をご紹介していきますね!
書道の準備運動(目次)

- 書道の準備運動 横画
- 書道の準備運動 縦画
- 書道の準備運動 八の字
- 書道の準備運動 円
- まとめ
準備運動で書道の練習効果をさらに向上させることを目的に、練習していきましょう。
書道の準備運動(ウォーミングアップ) 横画

横画を書くウォーミングアップの目的は、横の可動域を広げる事と、筆を大きく使えるようになる事です。
紙の端から端まで広く使って横画を書いていきます。
穂先を使って線をひいていきます。
横画を書く準備運動のポイント
- 腕全体を使うこと
- 肘を移動させて紙面いっぱいに書くこと
そうすることによって腕の可動域が広がり、腕が突っかかることなく筆を大きく大胆に使うことができます。
横画のジグザグを書いてみよう
段々と筆が慣れてきたらジグザグを書いてみましょう。
手首や指先は動かさずそのまま固定し、肘を動かすことを意識しましょう。
慣れてきたら斜めにもジグザグを書いてみましょう!
可動域を広げる練習法についてより詳しく解説している関連記事はこちら

書道の準備運動(ウォーミングアップ) 縦画

縦画を書くウォーミングアップの目的は、縦の可動域を広げ、筆を大きく使えるようになる事です。
横画と同様に、筆の穂先を使って紙面いっぱいに線をひいていきましょう。
縦画を書く準備運動のポイント
- 縦画は横画よりも筆が倒れやすいので、腕全体を使うことを注意して書いてみてください
縦画のジグザグを書いてみよう
慣れてきたら縦のジグザグを書いてみましょう。
筆管(ひっかん)が傾かないように意識して大きく動かしていきましょう、ダイナミックに腕を動かせるようになります。
横画のウォーミングアップと同様、斜めのジグザグも書いてみましょう。
書道の準備運動(ウォーミングアップ) 八の字

八の字を書くウォーミングアップの目的は、リズムと緩急をつかむ事です。
左へ入る八の字と右へ入る八の字を書いてみましょう。
自分の心地よいリズムで書いていきます。
緩急をつけて書いてみましょう
筆圧に注意しながら、自分の求める部分に緩急をつけられるように筆を動かす練習をしていきましょう。
緩急をつけて練習をすることで、筆圧のコントロール練習につながります。
筆圧をコントロールする練習法についてより詳しく解説している関連記事はこちら

書道の準備運動(ウォーミングアップ) 円

円を書くウォーミングアップの目的は、筆の面を360度使う事です。
線にむらができないようにできるだけ均一な線をひいて円を書きます。
右から入る円と、逆に左から入る円も書いてみましょう。
円を書く準備運動のポイント
- 曲線でも腕から動かすことを忘れずに
- 肘を少しずつずらして円で花を書きましょう
- 円を書くと穂先がねじれます、このねじれを確認しましょう
筆のねじれが確認できましたら、筆の面が一つだけでなく360度全体が使えているということです。
一つの面だけしか使えないといつも単調な線になってしまいますので、穂全体の面を使って表現力をアップさせましょう。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回ご紹介したウォーミングアップ法を一通りこなすと、はじめはこわばっていた腕の筋肉がほぐれるとともに、「失敗しないように書くぞ!」って意気込むような気持ちが緩和されて楽になっているはずです。
体や技術のことだけでなく、気持ちの面でもウォーミングアップってとても助けになるんですね。
あなたも書道の練習前にぜひ準備運動を取り入れてみてくださいね♪
書道の準備運動(練習する前のウォーミングアップ)は、星葩書道教室(YouTube)でも詳しく動画で解説しております。
ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。