こんにちは、星葩(せいは)です。
書くことには段々慣れてきた、では次のステップとして今度はどのようなところに注意して書けば良いのか?
今回は書道に慣れてきたらおさえるべきポイントについてお話をしていきます。
課題と解決策を交えて解説していきますので、しっかりと書道上達のコツをおさえて学習していきましょう!
書道に慣れてきたらおさえるべきポイント3点

- 全体を考える
- 字の余白を考える
- 筆脈を考える
字を書く事に慣れてきたからこそ見直したいポイントがいくつかあります。
書道上達へ向けておさえるべきポイント3つを解説します。
書道上達のコツ1 全体を考える

書くことに段々抵抗がなくなって慣れてくると、一字一字、集中して書けるようになってきます。
まず一文字目、お手本があればしっかり見て「起筆」→「送筆」→「収筆」、払いはこれぐらいで、なんて事を考えながら書き終える。
そして二文字目、またお手本を見て、今度は起筆あんまり力まずに、次ははねだ、など考えながらこの字も書き終える。
そして次の字、次の字、と四文字書き終えて、よし書けた!
と、全体を見てびっくりです!
字によって大きさがかなり異なっていたり、高さがバラバラだったり、全体が調和しないおかしな仕上がりになっていることがとても多いのです。
全体を考えないことによる課題点
字によって大きさがかなり異なっていたり、書きはじめの高さがバラバラだったり、なんともちぐはぐに仕上がっていることがよくあります。
画数が多い字や慣れない字が入っている場合は特にありがちです。
全体を考えるための解決策
全体を見ることです、作品全体のバランスをとれるようにします。
書いている一字だけに集中しすぎると、一字一字は上手くいっても全体で見たときに、単体の寄せ集め状態となり字と字の繋がりがないアンバランスな状態になります。
一字書き終えたら次の字は、一字目とバランスをとって大きさや書く場所を考えます。
そして次の字、それまでに書いた字を見ながらまた線の長さや書きはじめの高さなどを考えて書いていきます。
そうすると字と字の間にバランスがとれて全体的に調和してきますよ。
書道上達のコツ2 字の余白を考える

字の余白を考えないことによる課題点
字が大きくなってしまったりとアンバランスになってしまう。
字を書いてみて、「思ったより大きくなってしまった!」という経験はありませんか?
線が太くなってしまったわけでも線を長く書いてしまったわけでもないのに関わらず、大きくなってしまった原因は、字の中の余白にあります。
字の余白を考えるための解決策
作品に合った字の大きさで書けるようにしましょう。
例えば、「進」という漢字、他の字に比べて少し大きく太っちょにみえる原因は、しんにょうの部分に余白が多すぎる事。
このしんにょうの線をもう少し内側に入れるだけで、バランスが取れた字が書けます。
また、画数の多い字も大きくなりがちです。
この場合は線と線の間隔を狭めて余白を減らす、ただこれだけのことなんです。
- 字の中で余白が多いと字が大きくなる
- 逆に余白を減らせば、字を小さくすることができる
字の余白のとり方、今一度考えてみてくださいね!
書道上達のコツ3 筆脈を考える

筆脈を考えないことによる課題点
線がのっぺりして立体感がないな、と感じることはありませんか?
筆脈を意識しないで書いた字は躍動感に欠け、のっぺりした印象を受けます。
ここからもう一歩先に進むためには、筆の動きが続いて見えるように実際線のないところも繋がりを意識して書いていくことが重要になります。
筆脈を考えるための解決策
筆のリズムを使って書けるようにします。
- 筆脈とは?
「筆の動きが続いているような流れ」という意味を持ちます。
一画一画を丁寧に書くことに慣れてきたら、丁寧に書くだけではなく次の画への流れ、筆脈を意識して書いてみましょう。
筆脈を意識すると自然と筆にリズムが生まれます。
筆のリズムを使って書くためには筆の穂先の毛の弾力が必要となってくるため、穂先を使って書くことが必要不可欠です。
また、行書、草書は楷書よりも筆脈が顕著に表れます。
穂先の弾力を意識していると、自然と筆遣いもだんだん上手くなってきますよ!
まとめ
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
書道上達のコツ3つのポイント、いかがでしたか?
ただ書くことから一段階ステップアップして、次からは書道上達のコツのポイント3点を意識してみてください。
全体的に生き生きとして更に上手く書くことができるようになります。
最初は難しくても大丈夫、また新しい書道の魅力に心掴まれることと思います!
一緒に練習して、書道上達していきましょう!
書道上達のコツ、慣れてきたらおさえるべきポイント3選は、星葩書道教室(YouTube)でも詳しく動画で解説しております。
ご興味ある方は、是非お立ち寄りください。